飲食店の開業の流れ|物件探しから開店までを9ステップで解説
「飲食店を開きたいけれど、何から手をつければいい?」——開業は、やることが多く順番も大切です。この記事では、飲食店の開業の流れを9ステップに整理しました。全体像をつかめば、抜け漏れなく準備を進められます。
ステップ1:コンセプトを決める
「誰に・何を・どう提供するか」を最初に固めます。ターゲット層、業態、客単価、席数のイメージ——ここがブレると、物件選びもメニューも定まりません。開業の土台なので、時間をかける価値があります。
ステップ2:事業計画と資金調達
売上・原価・家賃・人件費を試算し、開業資金と運転資金を見積もります。自己資金だけで足りなければ、日本政策金融公庫などの融資も検討します。資金の目安は飲食店の開業資金はいくら?で詳しく解説しています。
ステップ3:物件を探す
立地は売上を左右する最重要ポイント。居抜き物件なら内装・厨房設備を引き継げて、開業コストと期間を大きく圧縮できます。家賃は売上の10%以内が一つの目安とされます。
ステップ4:内装・厨房設備を整える
レイアウト、動線、必要な厨房機器を決めます。冷蔵庫・製氷機など「止まると営業できない機器」は、価格だけでなく故障時のサポートまで考えて選ぶと安心です。
ステップ5:メニューと仕入れを決める
看板メニューと価格を設計します。原価率(目安30%前後)を意識しつつ、仕入れ先を確保します。原価管理のコツは原価率・FLコストの下げ方で解説しています。
ステップ6:各種届出・許可を取る
飲食店には主に次の手続きが必要です(業態により異なります)。
- 飲食店営業許可(保健所)
- 食品衛生責任者の設置
- 防火管理者の選任・消防への届出(規模による)
- 税務署への開業届
- 深夜に酒類を提供するなら深夜酒類提供の届出
保健所の事前相談は、内装工事の前に行うのが鉄則です。
ステップ7:スタッフを採用する
必要な人数と役割を決めて採用します。オープン前に研修期間を確保しておくと、開店直後の混乱を防げます。
ステップ8:集客と会計まわりを準備する
開店前に、集客と会計の仕組みを整えます。
- キャッシュレス決済の導入(決済サービスの比較)
- 予約システム・グルメサイト登録
- Googleビジネスプロフィール・SNSアカウント開設
決済の申し込みは審査〜端末到着に数日〜2週間かかるので、早めに動きましょう。
ステップ9:プレオープン → 開店
友人・知人を招いたプレオープンでオペレーションを確認し、課題を洗い出してから本オープンへ。初日から完璧を目指さず、改善前提で回すのがうまくいくコツです。
まとめ
飲食店の開業は、コンセプト → 資金 → 物件 → 設備 → メニュー → 届出 → 採用 → 集客準備 → 開店の順で進めます。とくに資金計画と各種届出のタイミングは失敗しやすいポイント。全体の流れを押さえて、余裕を持って準備を進めましょう。